特集
Ninja Tuneによる音楽リミックス用アプリで聞き手から奏者へ


- 2014年8月15日
- 更新しました: 2024年8月26日 12:27

Table of Contents
UKのダンスミュージック専門レコードレーベルとして有名なNinja Tune。
そのNinja Tuneがビートメイキング・リミックスアプリ「Ninja Jamm」をリリースしました。
品質にこだわり続ける同レーベルならではの機能性の高さ、そしてなによりNinja Tuneの人気楽曲を素材から組み合わせて手軽にリミックスできるのがアプリの最大の魅力。
かなり本格的なのに操作がシンプル、しかもなんと無料なのです!
Ninja Jamm
(iPhone)
Remixをするにはまずドラム、ベース、ヴォーカルなどリミックスに使う素材となるTUNE/ALBUMをNINJA TUNEのライブラリーから選択します。
楽曲セレクト画面
Mr.Scruff、Coldcut、Bonoboなどエレクトロニカファンにはヨダレもののメンバーによる有名楽曲がずらり。ただし無料で使えるのはColdcutのBeats and Pieces 3だけ。
アプリを試してみて良かったら課金で追加購入です。ちなみに僕は早速DJ FoodとMr.Scruffのパックを買ってしまいました。後悔はしていません!
演奏メイン画面
画面左端の縦に「Beats」「Bass」「Melody」「Vocal」と4つの音楽素材のボタンが並んでいます。それぞれのボタンをタップでパートの演奏が始まります。Beatだけを流したり、ベースや上物を徐々に付け足したりしてシーケンスを組み立てられます。
素材ボタン横のサイコロ型のボタンからは素材を8種類のチョイスから選べます。Beatが8種、Bassが8種と言った具合に用意されているので好みのコンビネーションを探す要領で組み替えて展開を作れます。
画面下に左端から並んでいるアイコンからは「メイン」「トリガー」「エフェクター」「XY式エフェクター」「グリッチ」の計5つの操作画面を選択できます。
全ての操作は即座に反映されるので楽器を演奏する感覚でRemixが楽しめます。
トリガー
画面右の9つのパッドをタップで効果音を鳴らし、左側の棒でスクラッチ風に演奏可能。
エフェククター
Beatsなどの4つの音素材にそれぞれ個別のエフェクト(クラッシュ、フィルター、ディレイ、リバーブ)を設定できます。
XY式エフェクター
画面右上のボタンをタップでiPhoneの傾き加減からエフェクトを操作できます。パフォーマンス性が高いのでオーディエンス受けしそう。
グリッチ
左右のNinjaっぽい(?)ボタンから様々なAdlib(オカズ)を入れられます。
Remixを録音してSoundCloudに投稿&シェア
これら5種類の操作方法である程度ビート遊べるようになったらインターフェース中央下の「〇」ボタンをタップして自作のリミックスを録音しましょう。
録音できたらアプリからワンタップでSoundCloudに投稿できます。もちろんFacebook、Twitterなどにも手軽にシェア可能。
やってみたColdcut Remix By apps takagi
追加パックでさらに遊べる
追加音源パックではNinjaTuneアーティストの作品25種類から好きなものを選んで音作りを楽しめます。
DJの世界大会「DMC World Final」で日本人およびアジア人として初のワールドチャンピオンに輝いたDJ Kentaroも楽曲提供してます。
DJ KENTARO x Ninja Jamm
こちらはNinjaJammを使ったライブパフォーマンス
NinjaJamm LIVE@Music Tech Fest2013
おわりに
10数年前、NinjaTuneと出会ったころはこの音どうやって出してるんだろう?どんな機材使ってるんだろう?とあれこれ想像をめぐらせました。そんなNinjaTuneの音楽を携帯電話であれこれ弄りまわしてRemixできようになるなんて、しかもその機能が無料ダウンロードで入手できるようになるなんて当時の自分にはまったく想像もつきませんでした。これだけ機能を実際の機材で揃えようとすれば20万円はかかります。
当時の自分にこのアプリを渡したら、学校を少なくとも数日は休んで音作りにハマっていた事でしょう。
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蛇足
ハワイではあれこれ観光地を全部見ようと忙しくせず、ゆっくりと波の音を聞いて日が沈むのを眺めてみてください。気持ちのいい風と美しい海。シンプルなものごとのなかにこそ本物の贅沢があると気づかせてくれるでしょう。 Chris Takagiはお祭り&フェス好きの夏大好きエディターです。アプリを使って夏を満喫する。が本夏の抱負。
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